2007年3月22日

テールピースなど1

テールピースの素材や種類が各種あって、替えると音が変化するというのは良く知られていると思う。しかし、セットアップした後、テールピースのピッチ(タップトーンという方が正確か)の扱いについては、あまり知られていないのではなかろうか。

ピッチに関することでは、(テールピースの)ナット部分が可動になっていて、テールピースと駒の間の弦のピッチを調整できるものがあるし、また、この部分の弦のピッチが特定のピッチになるように間隔を調整するという話も聞いたことがある。弦長の1/6という値も目にした。 この部分に重りをつけて、ウルフトーンを軽減しようというのがウルフキラー。ウルフのピッチは楽器によって違うが、 ウルフキラーをスライドさせる事で共振ピッチを変えられるので、多くの場合は対応できる。

テールピース全体も(巾はあるが)共振するピッチを持っている。これが冒頭に書いた、テールピースのピッチの事だ。テールピースを弓で弾いた事がある方は良く分かると思う。脂がつくけど。テールピースの素材や種類を替えると音が変化するというのは、このピッチが変化する事にも原因がある。

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