2007年3月17日

魂柱など1


魂柱の調整は、高度に訓練された専門家の経験と勘が物を言う・・・とは思う。
しかし一方で、そこまで高度なレベルで無くとも、一定のレベルまではコントロールが可能だ。駒に対する位置を記録し、カルテを作るのだ。記録があれば位置の再現もできるし、 調整を追い込んで行くこともやりやすくなる。
特にコントラバスの場合は楽器が大きいので測りやすい(と思う)。魂柱用のゲージをf穴から差込んで駒からの位置を測定する。魂柱の位置は駒との相対位置なので、勿論駒の位置も記録する。写真は測定の一場面を撮ったもの。黒い物がゲージで、ゲージの左端が魂柱の駒側の端の位置を表している。
この測定もそうだが、f穴を介した作業では、f穴を傷付けないよう注意を払う必要がある。f穴を介した作業は頻度が高いので、「わずかな傷」でも簡単に蓄積してしまう。

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