2007年3月23日

またまたまたアジャスターなど


駒の高さを変えるアジャスターでは、注意する事がある。
以下では、アジャスターの円盤部分より上を脚側、下を足側と呼んでいる。

アジャスターの下面は駒の足側に付いてはいけない。つまり、アジャスターを駒の足に完全にねじこまず、少し隙間が開いている方が良いようだ。駒の足側(アジャスターの下側)には、アジャスターを受けるネジが切ってあり、アジャスターのネジが入っている。音の面からいくと、アジャスターと足はネジ部分でのみつながっている状態が好ましい。らしい。

一方、アジャスターの上側の面と駒の脚が接する部分は密着していなくてはならない。また、脚内部にはアジャスター上部のピンが刺さっているが、このピンの穴がピンと干渉してはいけない。ガバガバでは困るけど、きつくてはいけないという事だ。筆者の解釈では、脚とアジャスター上部の密着度が大切で、ピンは位置決めの役目をしているだけだ。

また、アジャスターを付けると駒のフレキシビリティが上がるので、駒の反りへの対応が柔軟になるけれども、アジャスターのネジ部分にも負荷がかかるので駒の反りをこまめにチェックした方が良いようだ。アジャスターのネジを受ける部分(メネジ)は、多くの場合木質のままなので、アジャスターを回す時など、少し弦を緩めて負荷を減らした方が安全と思う。

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