2007年4月10日

Cエクステンション(Cマシン)の製作など4


モックアップ(試験材料)を、先に行ったマークをもとに成形する。

最初は、専ら機能上必要な部分を切り出して行く。エクステンション上を押さえる時の補助となるサムレストの具合や、エクステンションをつけた状態で他の弦が交換出来るかどうかなどをチェックする。

また、(エクステンション上の)指板の巾やキャンバー、Rなども確認する。マークした音程が合っているかも確認する。筆者の場合は、弦長を元にした平均律にしている。写真では、先端にプーリーを入れて弦を張ってあるが、まだ固定はしていない。エクステンション側の弦高もこの時点で決める。

これらは時間と手間のかかる作業だが、全て機能上の要求だからエクステンションの使いやすさに直結するものばかりだ。万全を尽くしたと思っても、見落としや不都合が出てくる可能性は常にある。我慢のしどころだと思う。
---
本投稿はエクステンション製作の概要であって、実際の製作に必要な細かな手順や様々な道具、知識などには触れていない。
---

0 件のコメント: