2007年7月28日

エンドゴム

以前、エンドゴムの替えについての疑問を書いたが、純正品かどうかは別にして、ちゃんとしたものが手に入るようで、例えば、東京の山本弦楽器や、高崎弦楽器などでも扱いがあるようだ。過去は遠くなりにけりである。

ネジ式のものもあって一安心だが、ネジ部分は使えるのだから、ゴム部分だけ欲しい気もしてくる。問い合わせれば、有るのかもしれない。

先日楽器を見せて頂いたプロの方は、「ずれるかもしれないという可能性がある事自体がイヤだから、可能な限り刺す」とおっしゃっていた。換言すれば、エンドピンが動かない事がそれほど重要なのだ。ましてや、刺せないタイプのエンドピンに、エンドゴムは重要保安部品である。それ無しでは運転できないのである。

それなのに、中学生や高校生の使っている楽器はどうだろう。勿論正しい知識を持った学生は大勢いる。しかし、現実は厳しい。グラハム・ベルはルピナスの種をポケットに入れ、行く先々で蒔いたというが、エンドゴムをポケットに入れ、行く先々で配る偉人の登場を待たねばならないのだろうか。

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