2007年9月28日

アジャスターの取り付け


アジャスターを取り付けのメソッドも色々あるようだ。色々あるのは、決定盤が無いということかもしれない。大切な駒である、例によって、取り付けは専門家に依頼することを推奨する。

他にもいろいろあるかもしれないが・・・

駒足の裏から貫通穴を開け、足側にタップを切る。

駒足を切り離してから、切断面から夫々に止め穴を開け、足側にタップを切る。

駒足の裏からタップ下穴を開け、さらに途中までネジ径にクリアランスをプラスした径に穴を広げ、奥の下穴にタップを切り、タップ穴と広げた穴の境界で駒足を切り離す。これは、ネジ部分が駒の足でなく、脚側に来るので、特定のアジャスターのためのメソッドと言えるかもしれない。

駒足の裏から貫通穴を開ける方法は、足側と脚側の穴の軸に加工精度によるずれが生じないが、駒足の裏に穴が開く。穴の影響が無視出来るならば、筆者の感覚では、これが一つの標準的なやりかたと言えそうな気がする。特別な工具無しで、穴の精度を比較的上げやすいからである。

駒足を切り離してから、夫々に穴を開ける方法では、穴がずれないようにするためには、加工精度を高くするしかない。加工精度が無ければ、左右のアジャスターの軸が平行にならず、音に影響するのみならず、アジャスターの動作も固くなり、アジャスターを導入した意味が半減してしまう。

0 件のコメント: