2007年11月28日

エッジ補修2


表板の繊維が繋がっている部分を極力残して接着面を成形し、それに合わせて、継ぎ足す材料を作る。木目の間隔が合う材料を選び、木裏木表を確認して製作すればよりフィットするのではないだろうか。

接着面の一部に木口が残ってしまうので、写真手前側のもともとあった割れを利用して、後ほど補強する事にした。


補修部材を接着後大まかに成形してから、補強部剤を兼ねた外側の部材のための接着面を成形する。この接着面は、以前からあった割れの補修跡と象眼の境を利用して、scarf jointするためのものだ。先に接着した部材を外から支えて、小口接着部分の強度を補う意図がある。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ふ~ん,こんなになっていたんだ...

yamaguchi さんのコメント...

教授さんコメントありがとうございます。
そうです。こんな感じです。コントラバスの補修では、scarf jointやその変形は良く使われるようです。