2007年12月14日

エッジ補修5


色が合ったところで、今回は周囲の状態に合わせてエイジングを行った。

贋物作りみたいでちょっと気が引けるが、ここだけ新品の様でもおかしいのでやることにした。年月が経ったときにもあまり違和感なくフィットしてくれていればと願うのみである。

この位の面積ならそれ程目立たないけれども、当てる光によって違う色に見えたりするから油断は禁物だ。白日のもとにさらすとは良く言ったもので、室内の光線では仕上がっているように見えても、外光では、全く違ったりする。木材の塗装では、塗膜だけでなく材料自体の反射があるので、素地調整の段階から仕上がりに影響がある。しかし、だからこそ反射に深みがあり奥行きができるわけで、木という素材の前には自分の力足らずを知らずにはおれない。

0 件のコメント: