2009年2月10日

角→丸


あまり楽器の本質とは関係ない話で、魂柱を作る時には、割った材料を円柱に加工する。

魂柱に限ったことではなく、手工具で円柱を作りたい時には、断面が正方形になるように木取りして、そのあとは手作業で8角にする。8角のあとは16角にして、次に32角という具合に細かくしていく。

旋盤が無くてもルーターがあるのだから、1/4円ずつ落として丸にした方が早いかもしれないが、一本だけだと似たような手間のように思う。大量に作るなら迷わず機械を使うと思うが、一本のときは手工具で作る方が好きだ。近似していく感じが楽しい。最終的に正確な丸になるかどうかは、この多角形が正確にできるかどうかで決まる。魂柱がどのくらい正確な丸でなければならないのかは分からない。魂柱を入れる方向は決まっているし、立てるときに表板を傷つけないような丸さであれば良いのかもしれない。

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