2010年12月30日

公式

円弧の両端を結んだ直線の長さと、直線の中央から円弧の頂点までの高さから、円弧の半径を求める式が好きだ。公式と言うほどではないかもしれない。近似かと思っていたら、近似ではないようである。

普段、指板を削る時に型は使わないが、試しに型を作ったらどうかと思い立ち、公式に入れてみた。すると、キャンバーの深さにもよるが、R=30~50mという値になった。当初の予定では、手持ちの機械をコンパスにつけて正確な円に切るつもりだった。5~6m位ならいけると思っていた。型の製作ははあきらめたものの、楽器を弾いているとき、指板に接する半径50mの円を想像するとちょっと愉快な気がする。

2 件のコメント:

教授 さんのコメント...

明けましておめでとうございます.

日本語ではいわゆる方べきの定理というものですね.今年もどうぞよろしく!

yamaguchi さんのコメント...

教授さん、明けましておめでとうございます。

ただ便利さのゆえ好きなだけで、コントラバスのセットアップでも使うことがあります。出来上がったものを測るとき、円の半径は直接測りにくいが、直線の長さにすると測りやすい、というのが便利な理由だと思います。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。