2011年8月12日

駒のメンテナンス

駒のメンテナンスは、楽器の能力を維持するために決定的に重要である。日々チューニングを重ねるにつれて駒は指板側に倒れてくることが多い。これを修正するのはプレーヤの仕事である。

動画があり、危険性の少ない方法なので紹介したい。この動画では、弦長を基準に駒の位置を合わせているが、これには駒が正しい位置にあるという前提がある。また、正確な弦長は、専門家に教えてもらうか、セットアップしてもらった時に自分で記録しておく必要があると思う。
ビデオ中では作業台の上で行っているが、下に何かを敷いて床の上で行ってもよいし、ベッドの上でもできる。


どのような修正方法をとるにしても、力を入れすぎてしまったときに駒が倒れてしまわないよう、何らかのロックを作って操作することがポイントである。この動画の場合は、片方の手で駒を押し、もう片方の手で駒が行きすぎないためのロックを作っている。

この方法で簡単に駒が動かないようなら、駒の溝がきついか弦の巻線が緩んで駒に食い込んでいる可能性がある。その場合は無理に押さず、弦を少し緩めてから行う必要がある。

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