2014年1月27日

エンドピンスクリューの手入れ

エンドピンのスクリューが真鍮製がである理由については以前書いた。

エンドピンのネジの材質が、エンドピン自体よりも柔らかいことが重要で、ネジを締めた時にネジの先端がわずかにつぶれ、ずれにくくなるのではないかと思う。もちろん、エンドピンがスチールの場合の話だ。

真鍮ネジの先端は使用につれてつぶれてくるので、時折外してドーム状に成形すると調子が良いようだ。真鍮ネジでも先がつぶれて平らになると、締めた感触が悪くなってくると感じる。そんな時は、ドーム状かコーン状に成形してメンテナンスしたほうが良いように思う。そうなると、エンドピンのネジは消耗品の一つと考えてよいのではないか。

ただし、先のつぶれたネジは、外そうとしても途中で固くなって抜けなくなるものもある。 そんな時は無理に外さない方が吉だ。ネジ先端のつぶれがネジ山にかかり、抜けなくなっているのだ。無理に外そうとすると、真鍮のネジはあっさりと折れてしまう。そうなると中に残ったネジを取り去るのは容易ではない。