2007年8月13日

アジャスターの取り付け方向

いまさらながら、ヴァイオリン等でアジャスターと言えば、テールピースにつけるチューニング用のハードウェアの事なので、検索などでコントラバスの駒のアジャスターと混同されることもある。いや、どちらかと言えばコントラバスの駒のアジャスターの方がマイノリティだろう。

コントラバスの場合は、最初からチューニングマシンがついているので、チューニングを微調整するアジャスターには直接縁が無い。アジャスターと言えば、駒の高さを変えるアジャスター以外には無いのである。英語でも、"adjuster"だったり、"bridge height adjuster"だったりする。もちろんここでは、アジャスターと言えば、"bridge height adjuster"である。

アジャスターのネジ部分が、足側にくるのと脚側にくるのとではどう違うだろうか。筆者の場合は、特に必要が無ければネジ部分を足側にしている。ネジ部分の方が回転に対する抵抗が少ないような気がするので、足側が回ってしまうのを防げるように思う。調べた事が無いので、これは「と思っている」だけだ。
アジャスターの円盤部分が駒に接する面積を減らした、フリクションの少ないタイプのアジャスターも市販されている。このようなタイプでは、脚側にネジ部分を持ってきても良いのかもしれない。

木材をネジの形に加工するのはあまり強度の有る話では無いが、駒の木繊維の方向はネジ加工に有利な方向を向いている。もちろん、アジャスターの為に考えられた木取ではないと思うけれども、これが90°違っていて、木口にネジ加工をしなければならないとしたら、木部を加工したメネジではもたなかったのではないだろうか。とはいえ、駒の高さを上げる場合には、木のメネジに負荷がかかるから、駒の木部を可動部にするのではなく、軸と円盤部分の間を可動部にするコンセプトのアジャスターも有るようだ。

図を入れたい思う事が有るけれども、どうも手軽にいかない。あまり時間をかけずに、手書き感覚で簡単に図が書けないだろうか。

0 件のコメント: