2024年3月21日

ニス補修


素性がはっきりしていて年代もある。魅力的な楽器である。

問題の一つはニスで、楽器の魅力を減じている。現実の修理には費用を始め色々と制約がある。この時点では仕方なかったのかもしれない。

暗くて赤いニスの下はなぜか褐色のパテが薄く盛られている。f孔周辺を中心として、全体に黒っぽいニスもかけられている。アンティーク塗装風にしたかったのかもしれない。
割れの補修はまだしっかりついているので、ニスのみの補修となる。パテ、暗い赤のニス、黒っぽいニスを取り除き、リタッチした。
作業は、オリジナルでないニスを取り除く日々が大半であった。


今回の補修も至らない部分はある。いつか誰かに修正される時がきて、少しずつでも良い方向に熟成されていくと良いのではないか。

 

2023年10月18日

エクステンション

 通常は弦長に合わせて固定することが多いが、今回のエクステンションでは、Cの開放とそれぞれのカポ(ゲート)の音程が調整できる。

この楽器については将来的にセットアップを変更する可能性があるため調整機構を入れた。


2022年9月13日

WBC University: Instrumental | Nina Bernat, double bass, USA

 


Nina Bernat, double bass J.S. Bach–Suite for Cello Solo, BWV 1012 Prelude

2022年3月9日