2007年3月26日

魂柱など2

魂柱の一般的なサイズは16~19mm19~22mm位で、貼られる弦の張力にも寄ると思うが、あまり細いものは表板に損傷を与える恐れがある。

素材は一般には松やスプルースの類で、木目が通直で年輪が詰まっている方が良いという。針葉樹の場合年輪の色の濃い部分は冬目だから、年輪の間が狭い材料は密度が高く、強度のある材料ということになる。この年輪が表板の木目と直交するように楽器の中で立てられる。

では、合板の楽器の場合はどうなのか?「どんな楽器でも、正しくセットアップされていれば、(その性能の範囲で)楽しく弾ける。」という観点から合板の楽器についても考える価値はあると思う。

合板の楽器の場合は、魂柱の材質をハードウッド(広葉樹)のものに変えると良い場合があるらしい。実際の経験が無いので、断定的に言う事はできないが、確かに、合板の場合は密度も違うし、振動に対する抵抗も無垢の素材とは異なるため、最適な魂柱の素材も、針葉樹では無いかもしれない。
ハードウッドの例としては、ビーチ(ブナ)やメープル(カエデ)などが候補にあがる思う。

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