2008年6月3日

N氏の楽器14---終わりに


N氏の楽器は、比較的最近製作されたイタリアンである。

楽器の内側には、ラベルだけでなく製作者のサインが2箇所にあり、いかにも楽しげである。サインの横に着いたニスも、故意か偶然か、あたかもデザインの一部のようである。これは筆者の想像でしかないが、この楽器の製作者は、楽しみながら、鼻歌でも歌いながら作ったのではなかろうか。

N氏の楽器は、ピチカートにとても良い反応をするし、弓で弾けばパワフルである。筆者のセットアップの一つ一つにもその度に敏感に答えが返ってきた。N氏のもとに戻って、また多くのお客さんの耳を楽しませる事になるのだろう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Nでございます<(_ _)>
連載もとても楽しく、勉強になりながら
拝見いたしました。

現在健康・好調を維持しているものと
一応確信しております。

おかげさまで反応、鳴りの均一性、操作性
音量、音色…全てに満足しております。

できましたら7月終わりに九響さんについて
いきまして、現状を一目見ていただけたらと
考えております。

具体的にはまたご相談させていただきます。

どうもありがとうございます<(_ _)>

yamaguchi さんのコメント...

Nさんコメントありがとうございます。
ここのところ、意識して投稿するように努力していたのですが、書く方がなかなか追いつきませんでした。

楽器が好調なようで安心しました。7月終わり頃は梅雨明けで、ちょうど良い頃かも知れません。こちらこそありがとうございました。ご連絡お待ちしています。