2009年3月24日

駒の形


大体の方向は同じになると思うが、当然のことながら、駒は全く同じ形にはならない。

駒の幅や高さが異なるため、細かい配分などは楽器によって違ってしまう。指板のRにも影響される。駒の高さや弦の間隔などの実用的な寸法が正確にできていれば駒としては問題ないけれども、それらの寸法を、出来るだけ良い形にまとめたいと思うのが人情ではなかろうか。

駒のどこを残してどのような形にするかは、駒の厚みや重量等とも関係するので、すべて自分の勝手に決められる訳ではない。それでも、仕上げのちょっとした違いで見た目は大きく変わってしまう。というような事を考えながら、毎度辿り着くのがやっとだ。辿り着いたものを妻に見せ、色々と能書きを語っていると、
「駒って、何故こんな形になったの?」
「・・・・・・・・知らない。」

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