
調べたところエンドピンシャンクのコルクが劣化していた。
コルクの役割は、楽器内に突き出しているエンドピンが共振したときに、ノイズを出さないように押さえる事である。エンドピンの共振を抑えるには、必要無ければエンドピンを短く切ってもよい。しかし、いずれにしても、コルクが無ければちょっとした事でノイズが出る危険性は高い。
ボロボロになったコルクと接着剤を取り除き、シャンクを綺麗にした。中のコルクは円筒形で、外側はピッタリに、内側はエンドピンより少しだけ穴が小さくなるように新しいコルクを加工した。

こんな所で、人知れずエンドピンを押さえているコルクの事も、時には考えてみたい。
2 件のコメント:
見附精機さんでエンドピンストッパーのこんなのが出ました。
http://vcyoyo.no-blog.jp/vcyoyo/2009/09/post_e49d.html
機械旋盤のチャックを応用した物で優れモノのようです。
ご参考まで・・・
モリ@ベース さんコメントありがとうございます。
別な方からも情報を頂いたので、Hamさんの楽器を見に行ったついでに拝見しました。Hamさんの楽器のエンドピンもコレットチャックを用いた同様の仕組みですね。
コレットチャックを用いたエンドピンシャンクは他にもあるようですが、見附精機さんの物もとても綺麗ですね。
他の方式としては、Weidlerのエンドピンシャンクは、コレットチャック方式ほどではないですが、有る程度は面で受けるので、エンドピンが傷つきにくい方法なのではないかと思います。
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