楽器のケースをひっかけて三脚を倒してしまった。自分の不注意で仕方ない事だが、慣れ親しんだものが壊れるのはつらい。特に自分で修理できないものはガックリである。
写真を撮るのは、第一には持ち主の方への説明のためで、第二に作業の記録のためである。だから、カメラはとても重要である。許可を頂いたお客様の写真はブログで使わせていただき、皆様に見ていただく事ができる訳である。
本格的なカメラには及ばないと思うが、小さいカメラにも利点がある。このカメラは、レンズの筒の部分がエンドピンの穴に入り、買った当時としては広角だったので、楽器の内部が比較的広い範囲で映った。ただ、手ブレ補正もないし、レンズも暗いので、三脚を使う必要がある。ともかく、筆者はカメラには詳しくないし、三脚につけっぱなしで工房に置いておくのにはちょうど良かった。
今回は倒れるまで気づかなかった。Mama don't take my Kodachrome away!
4 件のコメント:
「僕のコダクローム」ですね!Paul Simon最高です。
おかげさまで弓も楽器も好調です。いつかはウィーン調弦で18世紀の名曲にチャレンジしたいと思っています。その際にはぜひyamaguchiさんの技術とお知恵を拝借したいと存じます。
heihachiroさんコメントありがとうございます。
曲では、カメラはナイコンですよね。CDにはボーナストラックが何曲か入っているらしく、LP持ってる身としてはちょっと損した気がします。
18世紀はコントラバスの名手が多数現れた時代なんですね。ウィーン調弦・・・相変わらず熱心に研究していらっしゃいます。こちらこそいろいろ教えてください。
いつも楽しく拝見しております。
思えば作業場のブラインドの写りこみで指板の状態を計ったり、記事のとおりエンドピン部穴より楽器内部の様子を診たりと私のような楽器に疎いものには新鮮な情報を沢山頂いたような気がします。興味深いのは
>特に自分で修理できないものはガックリである。
というお言葉で、何か「なるほど…」と妙に納得してしまいました。
残念ですが、後釜の登場を待つ…ということでしょうか?
るいださん、いつもありがとうございます。そうなんです。ちょっと開けてみようとしたのですが、チラッと中を見て、分野が違うなと思い知りました。るいださんのご意見では「楽器も」という事ですよね・・・。
楽器の中をまじまじと見る機会は少ないので、中の写真は楽しいと思います。エンドピンの穴から中をのぞくと、製作者の書いた絵とか字が見えるようになっているヴァイオリンがあるみたいです。楽器の中を見ていると、自分が小さくなって住んでいるような気持ちになります。と書いていたら、家人は「まあ、言いたいことはわかるけどね。」でした。
とりあえず必要なので、後継を入手しました。稚拙な写真ではありますが、これからも宜しくお願いします。
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