
木目や木の繊維方向と無関係に食べ進むので、割れと違って不自然な傷の入り方になる。虫は、よりおいしい方へ向って進むのか。
表面に現れずに紙一枚下はトンネルになっている状態の虫穴では、力が加わるとあっさりとトンネルに沿って割れてしまう。ソフトケースについている金具が引き金になる事があり、この楽器の場合はそうであった。下にして置くときにストラップの金具が当たってしまう。楽器のCバウツ付近に金具が来るように作られていないケースでは、気をつけて楽器を置かなくてはならない。

虫穴部分を綺麗にする以外は全く木を削らないため、見栄えに多少難があるけれども、必要なら綺麗に除去できる修理なので、将来、開ける時に本格的な修理を行えば良いと思う。

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