小さなドアをくぐって楽器の中に入った。
楽器の持ち主である演奏家を招き入れ、一緒に中をチェックする。
木肌は濃い色に変わっていて、修理の跡だけが妙に明るい。
埃っぽい空気を吸いながら進む。
足音が妙に響く。
フラットバックの楽器は歩きやすいが、クロスバーを越えるのが大変だ。
古い楽器だから修理も多い。
緩んだパッチには印をつける。
ネックブロックまで進んだら、E線側を歩いて戻る。
切れた弓の毛や、埃の玉もついでに拾っておこう。
最後に、エンドピンシャンクのコルクを調べる。
演奏家は、中に入るのは初めてらしい。
一緒に中を見るから、修理の必要性も納得である。
楽器から出て、演奏家と別れた。
2 件のコメント:
距離があるので楽器までは中々難しいですが、丁寧な御対応とお仕事には毎回感激しております。また近々メールします!
Yさんコメントありがとうございます。
距離はあっても、輸送体制がありますので、そのうち楽器もいかがですか。こちらこそいつもありがとうございます。メールお待ちしております。
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