バンドソー(木工用)のセットアップに関しては、ずっとMichael Fortune氏の信者であったが、別な視点もあると知った。
氏のFine woodworking誌の記事でも、今まで見てきた教科書でも、「ブレードがホイールのセンターに来るようトラッキングを調整する」のが正解(※1)で、筆者も長年そうしてきた。ブレードを上側ホイール上のセンターに位置させることで、ブレードをストレートに保ち、ドリフトをコントロールする。一旦フェンスとマイタースロットを調整すれば、二度とドリフト調整する必要がない。ホイール幅と使用可能なブレード幅の比からみれば、バンドソーの設計自体はこの方法を前提としていると思う。
果たして、筆者の14インチバンドソーと6㎜のブレードでも、カットのクオリティは向上した。刃幅が狭いためか、ドリフトの変化もアサリの範囲に収まっている。今まで問題を感じたことはなかったが、切断面の均一さが増した。
しかし、もしブレードの巾を変えてドリフトが変化した場合、フェンスとマイタースロットの再調整が必要となる。頻繁にブレードの種類を変える向きには合わないかもしれない。
※1: ホイールのブレードが乗る部分が凸になっているバンドソーの場合。
※2: バンドソーはテーブルソーに比べれば比較的安全な機械ではあるものの、大きなケガにつながることもあるので、使用に当たってはトレーニングを受ける必要はある。