
特に重要なのは、脚の間隔で、駒を楽器のセンターに置いた状態で、E線側の脚がバスバーに相対している大きさがその楽器の標準的な駒の大きさと考える事が出来る。
この事は特に無視されやすい様で、バスバーの位置を無視した大きい駒が選ばれている楽器を見ると、どのようなメリットがあるのか理解に苦しむ。単に5弦だからという理由で大きな駒を選択するのは良くないのではなかろうか。
もちろん、中には例外もあって、試行錯誤の末、ベストのサイズとして選ばれている場合もあるのかもしれない。色々な楽器がある訳だから、頭から例外を排除することは慎まなくてはならないと思う。しかし、その様な試行錯誤を経て得られたセットアップであれば、楽器の持つ能力が十分に発揮されているはずである。
もしそうでないならば、基本的には、駒が効率良く弦の振動を伝えるために、バスバーとの位置関係が合っている方が良いのではないかと思うし、少なくとも、そこをセットアップのスタート地点として選ぶ事には合理性があるのではなかろうか。
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